永井流養蚕術伝習所実習棟 再現図面 1 2 3 4 5 | リストへ戻る
この建物の創建当時の設計図面は残っていない。そのために、今回その当時の姿を図面上に再現しようと意図して新たに作成した。
現在この建物は老朽化がすすみ、土台が一部崩れているために、相当傾いており、
外壁の一部が剥落している。また随所に一時的な補修の跡も残っている。
今回の図面作成に当たっては、建物本体の外寸・内寸から柱の一本一本を実際に測定し、可能な限り原型の姿を提示しようとした。
古民家として専門的見地からみると、100〜150年前の農家住宅とは違い、
伝習所、つまり養蚕の専門学校としての機能に絞って設計されていることが理解される。

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